マリオテニス エースにおける『ディフェンスタイプ』のキャラクター性能を比較して紹介します。
『ディフェンスタイプ』はリーチの長さが特徴で、粘り強いラリーが得意です。その代わり攻撃手段や移動の性能が乏しく、極端な性能で職人向きのキャラクターばかりです。
これらの弱点をカバーするには、加速やテクニカルショット、スペシャルショット等のエナジーが必要不可欠です。そのためシンプルルールでの活躍はかなり難しいでしょう。総じて、上級者向けのキャラタイプと言えます。
『ディフェンスタイプ』には、4キャラクターが存在します。
数は少ないですが、その分特徴がハッキリと分かれています。それぞれのキャラクターの長所・短所を簡単に解説します。
ワルイージ
長所
- リーチが長い
- スライスボレーが速い
- とびつき硬直が短い
短所
- スピードが遅い
- コントロールが悪い
ワルイージはスライスボレーが得意なキャラクターで、『ディフェンスタイプ』の中では最も使用率が高いキャラクターです。リーチの長さを活かしてサービスライン際でスライスボレーを連打するのが主な戦い方です。
リーチの長さからチャージショットも決めやすいので、チャージショットでエナジーを溜めてスペシャルショットを連打する戦い方がシンプルながらとても強力です。
ただしコントロールが悪いため、スライスボレーとスペシャルショット以外に得点する方法が基本的にありません。
また、スピードが遅いので、相手にドロップとロブを混ぜられて前後左右に揺さぶられるとラリーの難易度がとても高くなります。幸いとびつき硬直は短いので、一度崩れてもテクニックショットや加速を使えば持ち直すことはできますが、常にボールをすぐに拾えるポジショニングが必要になります。
常に適したポジションをキープしてラリーを続けて、“スライスボレーで相手を崩す→チャージショットを決める→スペシャルショットを決める”の流れをとにかく極める必要がある職人向きキャラクターです。
クッパJr.
長所
- リーチが長い
- パワーが強い
- 移動の最高速度が速い
- チャージ中の移動速度が速い
- とびつき硬直が短い
短所
- コントロールが悪い
クッパJr.はストロークが得意な『ディフェンスタイプ』です。チャージ中の移動速度が速いのも特徴で、リーチの長さも相まって全キャラクターで見てもチャージショットを決めやすいキャラクターです。スピードの性能も悪くはなく、とびつき硬直も短いためワルイージよりも粘り強くラリーを続けることができます。
難点としては、ワルイージ程ではないですがクッパJr.もコントロールの性能が悪いです。ボレーで攻めることも難しいため、まともな得点の手段がスペシャルショットくらいしかありません。チャージショットを連発してエナジーを獲得して、スペシャルショットを連打する戦い方が基本になります。
チャージショットを決めやすいストローカーのため、スタンダード・ダブルスでは強力なキャラクターと化します。ストロークの強さ、リーチの長さとテクニカルショットの広さによる失点の抑制、チャージショットの決めやすさとそれによるエナジー回復、と後衛を担当して前衛をサポートする性能が極めて高いです。得点方法の乏しさも、前衛がカバーしてくれるので気になりません。
スペシャルショットを連打したい人、ダブルスの後衛キャラクターに迷っている人にオススメのキャラクターです。
ブンブン
長所
- リーチが長い
- コントロールが良い
- パワーが強い
- 横移動の最高速度が速い(全キャラ中1位)
- 横テクニックショットの範囲が広い
- ストロークが得意で、ボレーもそこそこ速い
短所
- 横移動が最高速度に到達するのにやや時間がかかる
- 切り返し(反対方向への移動)の遅さが最低クラス
- 前後の移動速度が遅い(全キャラ中1位)
- 前後のテクニカルショットの範囲が極端に狭い
- バックハンドのショットが弱い
- とびつき硬直が長い
ブンブンはクセの強いキャラクターで、他のキャラクターと比較して変わった性能を持っています。
まずは移動速度について、横への移動速度が全キャラ中最速の代わりに、縦の移動速度は全キャラ中最遅です。テクニカルショットの範囲も、横は広いが縦は狭いという極端な性能をしています。
また、横の移動速度は最高に達するまでに時間がかかるため、最速の恩恵を受ける場面はさほど多くありません。反対方向への移動も遅いので、逆サイドを突かれると加速やテクニカルショットを使う必要が出てくる点も痛いです。
縦の移動が遅いので当然ドロップとロブにも弱いです。とびつき硬直も長く、一度でもとびつくと移動周りの悪さが相まって体勢の立て直しがとても難しいです。移動が特徴的なキャラクターですが、正直マイナスな面が大きいです。
さらになぜかバックハンドのショットが弱く、相手に執拗にバックハンドを狙われると何もできなくなる欠点もあります。
ただ攻撃性能はそこそこ優秀です。コントロールが良く、ストロークとボレーをどちらもこなせるので臨機応変に戦うことが可能です。(フォアハンドであれば)パワーも強いため、チャージショットも使って攻めることができます。そのため、『ディフェンスタイプ』の中では攻めの手段が多いのが特徴です。
とはいえ移動周りとバックハンドの弱点をカバーできるほどのメリットではないので、活躍させるのは中々厳しい印象です。キャラクターの開拓が好きで茨の道を進みたい人にオススメのキャラクターです。
ほねクッパ
長所
- リーチが長い
- ストロークが得意で、ボレーもそこそこ速い
- バックハンドのショットが強力
- ねらいうちでブロックに失敗してもラケットにダメージを受けない
短所
- ディフェンスタイプの中ではリーチが短め
- スピードが遅い
- コントロールが悪い
- とびつき硬直が長い
ほねクッパはいくつかの特殊能力を持った変わったキャラクターです。
- 強化バックハンド
パワーが高くなり、トップスピンはクッパ並に速く、スライスは速くてよく曲がるショットになる - チャージスライス
横テクニカルショットとチャージスライスは、(トップスピンとロブ以外で返球した)相手を少しだけ怯ませる - ブロック
ねらいうちでブロックに失敗してもラケットにダメージを受けない
大きな特徴としては、強化バックハンドが挙げられます。バックハンドのチャージショットをメインに相手を崩して、スペシャルショットやボレーで攻めるのが基本的な戦い方になります。
ほねクッパの対策としファアハンド側を攻める方法がありますが、それを逆手に取ってコースを読み、早めにチャージを仕込むことでチャージショットを決めやすくなります。バックハンドを囮に読み合いを仕掛けられるのがほねクッパの強みと言えます。
基本はストロークの方が得意ですが、ボレーの性能も悪くないのでワルイージやドンキーコングのようにサービスラインで相手のボレーに付き合う戦い方も可能です。
弱みとしては、リーチの長さは他のディフェンスタイプと比べて劣る点です。他のディフェンスタイプと同じ感覚で使用すると、とびついてしまったり空振りする場面が出てくると思います。スピードも遅く、とびついた時の硬直も長いため、吹き飛ばされたり、とびついてしまうと極端に不利な状況になります。
少ない移動でバックハンドを絡めた攻めが可能なため、読み合いが好みなプレイヤーにオススメです。
まとめ
ディフェンスタイプは操作のクセが強く、攻めの手段も難しいので安定して勝てるようになるまでかなり時間がかかると思います。難しいキャラタイプですので、職人気質のプレイヤーにオススメなキャラタイプです。