マリオテニス エースにおける『テクニックタイプ』のキャラクター性能を比較して紹介します。
『テクニックタイプ』はコントロールが優れているのが特徴です。相手を左右に揺さぶったり、相手がいないオープンスペースを狙うのが得意で、攻撃的なキャラタイプです。反面、スピードやリーチなどの守りのステータスは弱めに設定されているため、ミスした後のリカバリーがやや難しいです。
そのためプレイヤースキルが求められる難しいキャラタイプですが、その攻撃力からあらゆるキャラクターに対して勝利を狙うことができます。テニスの上手さで勝ちたい人におすすめです。
『テクニックタイプ』には、6キャラクターが存在します。
得意なステータスが違ったり、特殊能力を持ったキャラクターも多く、同じ『テクニックタイプ』でも操作感や戦い方が異なります。それぞれのキャラクターの長所・短所を簡単に解説します。
ピーチ
長所
- コントロールが良い
- ボレーが速い
- スライスが速い
- スライスボレーがトップクラスに速い
- リーチが長い
- ダッシュ(走り出し)が速い
短所
- パワーが弱い
- とびつき硬直が長い
- 最高速度が遅い
ピーチはスライスボレーの性能が優れているキャラクターです。
加えてリーチの長さ、ダッシュ(走り出し)の速さから少ない移動でボールに手が届くので、ネット前でのボレーがとても狙いやすいです。
スタンダード/シンプルのシングルス/ダブルス、どのルールでも活躍が見込める強力なキャラクターです。
弱点としては、パワーが弱いので相手のマックスチャージショットの返球が苦手であったり、とびついた後の硬直が長いので、一度相手に手番を渡してしまうと体勢の立て直しが難しいです。
配球や立ち位置などのプレイングであったり、加速やテクニカルショットで弱点をカバーする必要があります。
ステータスが強力で、操作にクセもないため、初心者から上級者まで使われる万能キャラクターです。
キノピコ
長所
- コントロールが良い
- ボレーが速い
- スライスが速い上に、よく曲がる
- スライスボレーが速い(全キャラ中1位)
- スピードが速い
- とびつき硬直が短い
短所
- パワーが弱い
- リーチが短い
キノピコはピーチよりもスライスボレーの性能が優れているキャラクターです。
スライスボレーの球速は全キャラ中最速な上に曲がるため、相手としてはかなり取りづらいショットを打つことができます。
しかしリーチは短いので、ボールの位置まで早く移動する必要があり、ピーチよりもボレーを打つ難易度は高いです。イメージとしては、“守りが弱くなった代わりに攻めが強くなったピーチ”という感じ。
リーチは短いですが、スピードが速くとびついた後の硬直が短いため、スピードタイプのような粘り強いプレーもできます。
リーチが短いためやや上級者向きですが、キノピコもあらゆるルールで活躍できる強力なキャラクターです。
パタパタ
長所
- コントロールが良い
- ロブが強力
- ボレーが速い
- チャージ中の移動速度が速い
- スピードが速い(テクニックタイプ中1位)
- とびつき硬直が短い
短所
- リーチが短い
- パワーが弱い
- 切り返し(反対方向への移動)が遅い
パタパタの大きな特徴のひとつに、特殊なロブが打てる点が挙げられます。
チャージをしなくてもスピンがかかり、速くてバウンド後にボールが伸びるロブを打つことができます。相手としてはロブがバウンドする前に取る必要があるため厄介です。また、チャージショットでロブを打てれば、相手のコートにスマッシュポイント(☆マーク)が出現しなくなるので、スマッシュで切り替えされる心配もありません。
そのため、他キャラクターよりもロブを気軽に打ちやすく、ネット前の相手を後ろに下げたり、ラリーを仕切り直すのが得意です。
守りの性能もさることながら、テクニックタイプによるコントロールの良さとボレーの速さから、ネット前での攻めも強力です。
チャージ中の移動速度が速いため、ベースラインでチャージショットを連発させて相手を崩したり、エナジーを確保する戦い方もできます。パタパタはパワーが弱いため、相手に強いショットを打たれてネット前に出れない時は、チャージショットを狙う戦い方に切り替えれば立て直しやすいです。
スピードの速さととびつき硬直の短さから、粘り強いプレーも可能です。
強力なキャラクターですが、リーチが短くて切り返し(反対方向への移動)が遅いため、ラリーを続けるだけでもかなり難しいです。状況に合わせてベースラインでチャージショットを狙うか、ネット前でボレーを狙うかを瞬時に切り替えて対応する必要があるので、扱いの難しい職人向きのキャラクターと言えます。
ヘイホー
長所
- コントロールが良い
- クロスへのコントロールが抜群に良い(全キャラ中1位)
- 前テクニカルショットで鋭角なクロスドロップショットが打てる
- ストロークが得意で、ボレーもそこそこできる
- トップスピンが速い
短所
- リーチが短い
- スピードが遅い
ヘイホーはクロスショットのコントロール(アングル)が長けているのが最大の特徴です。クロスに打つ弱トップスピンやドロップショットはかなり鋭角で強力です。
同様の理由で、前テクニカルショットのドロップショットも鋭角に打つことができて、守りながら攻める戦い方ができます。
コントロールの良さとトップスピンの速さを活かして、ベースラインで相手を崩して、ネット前でボレーやドロップで得点を狙うのが基本になってきます。
攻撃的な性能を持っている反面、リーチが短くスピードが遅いので、ラリーを続けるだけでもかなり難しいです。加速やテクニカルショットで上手くカバーする必要があります。
攻撃に特化したようなキャラクターで、相手を揺さぶりまくる攻撃的なプレーをしたい方にオススメのキャラクターです。
チコ
長所
- コントロールが良い
- ライジングショットがとにかく強力
- ストロークが得意で、ボレーもそこそこできる
- チャージ中の移動速度が速い
短所
- ライジングショットをしないとパワーが弱い
- スピードが遅い
- リーチが短い
チコはライジングショット(ボールがバウンドした直後に打つショット)がとにかく強力で、ライジングショットに成功するとパワータイプ並みに速くて強力なショットを打つことができます。
チャージ中の移動速度も速いためチャージショットを狙うのも得意で、ベースラインでチャージしたライジングショットを狙うのが基本的な戦い方になります。
コントロールの良いパワーショットは強力で、ベースラインからでも相手を十分に崩すことができます。シングルスだけでなく、ダブルスの後衛としても大活躍します。
リーチの短さとスピードの遅さをカバーしながら、ベースラインでチャージショットとライジングショットも同時に狙う必要があるので、ラリーを続ける難易度は高めです。
ライジングショットを自然に狙えるようになれば強力なキャラクターになるので、キャラパワーで暴れたい人にはオススメのキャラクターです。
ファイアパックン
長所
- コントロールが良い
- 全テクニカルショットがマックスチャージトップスピンになる
- チャージショットトップスピンで相手を吹き飛ばすことができる
- トップスピンが速い
- ボレーが速い
短所
- リーチが短い
- スピードが遅い
- とびつき硬直が長い
ファイアパックンはテクニックタイプの中では異質のキャラクターです。
全てのテクニカルショットがマックスチャージトップスピンとなり、スライス(またはドロップ)で返球されなければ相手を少し吹き飛ばすことができます。通常のチャージトップスピンでも相手を少し怯ませることができます。
テクニカルショットでエナジーを回復しながら攻めつつ、マックスチャージトップスピンで攻めるような戦い方が求められます。
独特な性能を持っていますが、テクニカルショットやトップスピンの特徴を活かせないと他のテクニックタイプと比べて様々な性能が劣ります。特に守りの性能は弱く、リーチの短さと速くないスピードからラリーの難易度は高めで、とびついた後の硬直も長いため立て直しも難しいです。
特にテクニカルショットの使えないシンプルルールでは、ピーチやキノピコの劣化になりやすいです。
極めたり研究することで強さを発揮できる職人向きのキャラクターと言えます。
まとめ
マリオテニスで重要なステータスのコントロールが優秀な『テクニックタイプ』は、強力なキャラクターが多いです。
守りやラリーを続けるのが難しいキャラクターが多く扱いは難しいですが、自分から得点を狙う攻撃的なプレイヤにオススメできるキャラタイプだと思います。