どうもボジトマです。
今回は、大乱闘スマッシュブラザーズ(スマブラ)シリーズをしているとよく耳にする”立ち回りが強い”の意味について解説したいと思います。
予め言っておきますと、自分は誰かから教えてもらったものではなく、あくまでも私自身の経験と知識から”立ち回りが強い”という意味を言語化してみた、という記事になりますので参考程度に受け取って頂ければと思います。
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“立ち回り”と”火力”
スマブラの対戦は、“立ち回り”と“火力”の2つの要素から成り立ちます。
それぞれの意味は、
- 立ち回り=技を当てるまでの過程
- 火力=技を当ててからの過程
です。
こちらの記事で、立ち回り(≒ニュートラルゲーム)に関するオススメ記事をまとめていますので併せてどうぞ。
“火力が高い”という言葉もスマブラではよく耳にしますが、これはイメージしやすいと思います。
“火力が高い”とは、コンボや連携によって%を多く稼いだり、少ない%で撃墜まで繋げることを意味します。
火力の高さは、%やストック等の数字で表されるためわかりやすいです。
それでは、“立ち回りが強い”とはどんな意味でしょうか。
立ち回りの強さは、数字では中々表せないため認識が曖昧になりがちです。
“立ち回りが強い”の意味は”技の当てやすさ”
立ち回りの最終目標は、「相手よりも先に技を当てる」ことです。
つまり、“立ち回りが強い”は”技の当てやすさ”を意味します。
そして技が当てやすいということは、「技を当てるための選択肢が強い or 多い」と考えることができます。
とはいえ、ここまでは何となくわかっている方も多いと思うので、技の当てやすさをより細分化してみます。
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技の当てやすさの指標
技の当てやすさには、いくつかの指標があると考えています。
その指標は大別すると、“キャラクターの性能”と“技の性能”の二つに分けることができます。
キャラクターの性能
以下のキャラクターの性能の高さに該当している方が、立ち回りが強いと言えます(他にもあるかも)。
- 足の速さ
- 空中横移動の性能
- 落下速度の速さ
- 体の小ささ 等
イメージしやすくするために、スマブラSPで該当するキャラクターも同時に述べていきます。
足の速さ
足が速いと遠くの相手にすぐに近づくことができるため、相手は反応しづらいです。
さらに、相手の攻撃を避けてから技を当てることもやりやすくなるため、技を当てるための選択肢の多さに繋がります。
キャラクターでは、ソニックなどが該当します。
空中横移動の性能
空中横移動の性能が高いと、ジャンプ後に広い範囲を動くことができます。
ジャンプしてから前にいったり、後ろにいったりと空中での選択肢が多くなるため、技を当てるための選択肢の多さに繋がります。
キャラクターでは、ワリオなどが該当します。
落下速度の速さ
落下速度が速いとすぐに着地できるため、空中を降りてから続けて行動を起こしやすいです。
ジャンプや台の上から降りてすぐに次の行動に移ることができるため、技を当てるための選択肢の多さに繋がります。
キャラクターでは、フォックスなどが該当します。
体の小ささ
体が小さかったり、細いと相手の技に当たりにくくなります。
相手の技に当たりにくいということは、相手の技の当てやすさに影響を与えます。
そのため、体が小さい方が相対的に技を当てやすくなります。
キャラクターでは、ピチューなどが該当します。
技の性能
以下の性能の高さに該当している技を多く持っているキャラクターの方が、立ち回りが強いと言えます(こっちも他にあるかも)。
- 発生フレームの速さ
- 全体フレームの短さ
- リーチの長さ
- 判定の強さ
- 飛び道具の性能の高さ
- つかみ(またはつかみ判定の技)の性能の高さ 等
※フレーム:ゲーム内の時間の単位。少なければ少ないほど速いと考えて頂ければ大丈夫です。
例:1フレーム=1/60秒, 30フレーム=0.5秒, 60フレーム=1秒
発生フレームの速さ
発生が速いと相手が反応しづらくなります。
またお互いが同時に技を出した場合、発生が速い方が勝つため、技を当てるための選択肢の強さに繋がります。
全体フレームの短さ
全体フレームが短いと次の行動に移りやすくなるため、技を当てるための選択肢の多さに繋がります。
また、仮に全体フレームの短い技を外したり、シールドされても、反撃をもらいにくいため技を当てるための選択肢の強さに繋がります。
リーチの長さ
リーチが長いと離れた相手に技を当てることができます。必然的に、お互いが同時に技を出した場合、リーチが長い方の攻撃が当たるため、技を当てるための選択肢の強さに繋がります。
判定の強さ
技の判定が大きかったり、無敵が付いていると、お互いの技がかち合った時に一方的に技を当てることが出来るため、選択肢の強さに繋がります。
飛び道具の性能の高さ
飛び道具があれば、一方的に技を当てにいくことができます。
発生が速かったり、全体フレームの短い飛び道具を持っていると、ローリスクで(飛び道具という)技を当てやすくなります。
つかみ(またはつかみ判定の技)の性能の高さ
技に当たることを防ぐのに必要になるのがシールドです。
このシールドに対して有効なのがつかみです。
つかみの発生が速かったり、つかめる判定が大きいと相手のシールドに対しての選択肢が強くなります。
まとめると、そのキャラクターに上述した性能があればあるほど、立ち回りが強いキャラクターと言えます。
“立ち回り有利”とは?
せっかくなので、“立ち回り有利”について考えてみます。
立ち回り有利も、スマブラシリーズではよく聞く言葉かと思います。
上述したことから考えると、立ち回り有利の意味は「相手のキャラクターよりこちらのキャラクターの方が技を当てやすい」ということになります。
もっと噛み砕いて言えば、「技を当てるための行動が多い」ということです。
極端な例を挙げてみます。
「こどもリンク VS ガノンドロフ」では、こどもリンクの方が
- 飛び道具がある
- 体が小さい
- 運動性能が高い
- リーチが長い
等の理由から、圧倒的にこどもリンクの方が技を当てやすいです。
そのため、このマッチアップはこどもリンクの方が立ち回り有利と考えることができます。

こどもリンクの方が立ち回り有利
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まとめ
- 立ち回りは「技を当てるまでの過程」のこと
- “立ち回りが強い”は”技の当てやすさ”を意味する
- 技の当てやすさは、”キャラクターの性能”と”技の性能”から評価できる
- 立ち回り有利の意味は「相手のキャラクターよりこちらのキャラクターの方が技を当てやすい」ということ
以上が、私の考える”立ち回りが強い”の意味です。
スマブラのキャラクターの話を聞くと、多くの場合で「立ち回り」という言葉が出てきますが、先ほども述べたように数字では表せないため、最近スマブラを始めたという人には少し理解しづらいものだと思ったので書いてみました。
是非立ち回りの意味を理解して、よりスマブラを楽しんでほしいです。
参考になれば幸いです。
それでは!