どうもボジトマです。
今回は、個人的にとても強いと思っている戦法”腰掛け玉”を紹介します。
王様が前に出るリスキーな戦法ですが、その分リターンが高い戦法となります。
この記事では、腰掛け玉の主張と対策について解説していきます!
腰掛け玉
腰掛け玉とは、以下の画像のように玉の下と左右に歩がある状態を指します。
本将棋の腰掛け銀のオマージュですね笑

腰掛け玉
腰掛け玉の主張は”3筋(7筋)の歩の交換”です。
リアルタイムバトル将棋では、歩と王様以外の駒で歩を交換すると、クールタイムを利用して交換した矢先に歩を打たれてしまい、交換に使用した駒を取られてしまいます。
そこで、王様を使って歩を交換を目指すのが腰掛け玉の狙いです。
歩と王様はクールタイムが3秒で同じかつ、相手は二歩によって必ず王様より後でなければ玉頭に歩を打てないため、王様であれば無傷で歩を交換することができます。
本将棋ではまずない戦法であることに加え、王様を前に出すため簡単なミスで負けに繋がりやすい、比較的上級者向けの戦法かと思われます。
必ず桂馬を跳ねておく
腰掛け玉でとても大事なのが、桂馬を一度跳ねておくことです。
桂馬を跳ねておくことにより、玉頭に歩を突かれても桂馬でカバーすることができるからです。
腰掛け玉と桂跳ねは1セットの手筋であることを覚えておきましょう。
腰掛け玉の対策
いくつか対策はありますが、一番代表的なのは角による対策です。
王様で交換したい3筋と7筋は、丁度角道が通る位置です。
相手の3筋の交換に対しては端角、


3筋の交換に対しては端角
7筋の交換に対しては引き角で、


7筋の交換に対しては引き角
歩の交換を抑制することができます。
また、居角や端角を準備して、相手の王様を5筋,6筋から出さないようにするのも有力な一手です。


端角なら、5筋から王様が出れなくなる


居角なら、6筋から王様が出れなくなる
まとめ
- 腰掛け玉の主張は”3筋または7筋の歩の交換”
- 歩の交換前に、必ず桂馬を跳ねておく
- 角をうまく使えば、歩の交換を対策することができる
腰掛け玉は、成功さえすれば確実に歩の交換ができる強力な戦法だと思っています。
交換によって手に入れた持ち駒の歩を使って、さらに相手陣地へ踏み込んでいくのが最終的な目的です。
歩を交換した後や、歩の交換を抑制された時など、色々派生があり難しい戦法ですが、その分面白い戦法だと思っているので、ぜひ腰掛け玉を試してみてください!
それでは!
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